誘導灯とは?
誘導灯とは、避難を容易にするために避難口や避難方向を明示するための照明設備のことです。普段は常用電源により点灯し、火災時等による断線や停電などの非常時には自動的に非常電源に切替わり、十分その効果を発揮します。
誘導灯は「消防法施行令第26条」と各地方自治体の火災予防条例などによって、人の多く集まる場所に設置が義務づけられています。
誘導灯の種類
誘導灯は、主に3種類あります。
避難口誘導灯
非常口を示す照明設備。
通路誘導灯
非常口の方向を示す照明設備。
客席誘導灯
劇場や映画館の客席に設置されている床面の照度を確保する為の照明設備。
の3種類です。みなさんが日頃目にするのは、避難口誘導灯と通路誘導灯ではないでしょうか。
定期点検報告制度
簡単に言いますと、消防用設備を資格者が定期的に点検して、その結果を消防署長に報告しなければならない制度です。
これを定期点検報告制度と言います。
定期点検報告制度に基づく点検の方法は、2種類あります。
機器点検 (消防用設備の適正な配置や損傷の有無などを外観から点検する。また、簡易な操作により判別できる事項を点検する。)
総合点検 (消防用設備を作動、または使用する事により、総合的な機能を点検する。)
そして、機器点検と総合点検を6ヶ月ごとに交互に繰り返し行う必要があるのです。
誘導灯ももちろん消防用設備なので、半年に一度の点検が必要です。
誘導灯の点検はご自分自身でも出来るかもしれません。